築地でええじゃないか! かわら版

築地市場が豊洲に移転して5年。卸売市場が支える消費者と商店街を守るため、東京都とゼネコンの再開発事業の動向をウォッチ。

やっぱり築地に運びたいぜ。

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Do you know "DECOTRA":Japanese Art Tracks. Many cool DECORTRA arrive Tsukiji with fish and Prides of the fishermans in their Loco.This picture is "Shishi-sai(Lion Festival)" of Tsukiji Namiyoke Shrine in this June.
 
2018.10.6築地市場閉場?2018.10.11豊洲市場開場?
ほんとうにそんなことして大丈夫でしょうか。
現場の声は今、豊洲が機能しないときのために(しないので)築地は残しておいて、戻れるようにするべきだ」となっています。
機能しないどころか、11日まで果たして建物が持つのだろうか、まさに崩壊する新建築。


開場間近の豊洲市場で臭い水噴出マジか

This Movie is inside of  TOYOSU New fish market site,dirty smelling water rise up,few days later.

開場記念式典直前に発覚した、例のひび割れはさらに複数個所判明し、床の傾斜や地下ピットの浸水、汚水噴出、さらにこの数日では使っていないトイレや下水の詰まりでバキュームカーが出動。
生鮮食品を扱う場所で汚染水や下水が垂れ流しになっている、というありえなさすぎる事態になっています。
これらは台風などの大雨の影響もあるでしょうが、決して今にはじまったことではなく、移転準備で多くの人が出入りするようになって、問題点が発見されやすくなっているのもあると思われます。
 
中でも交通動線の問題は、下見で入った業者さんたちが次々と衝撃をもって発信したことであきらかになりました。
これではほんとに事故必至です。実際に働く人たちにとってはたまったものではありません。


豊洲市場の欠陥動線の運用試験

Test running in Toyosu new fish market site by Tokyo Met.Gov. 2 years ago. The route design is abnormaly wrong, many dangerous poiots founded, but Tokyo.Met.Gov.do nothing and dosen't stop removing on 11th Oct.2018.

 

しかし新聞やテレビでは、さすがにひび割れこそは報道されたものの、継続して報道しているのはせいぜい日刊ゲンダイくらい。新築の巨大公共建築でこんなことになっているのって、パナマ文書級のスクープだと思うのですが、誰もやらない。
 
しかし。当事者にとっては深刻です。業界誌は黙っていません。
出してくれました。

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写真右。「トラック魂(スピリッツ)11月号」。魂と書いてスピリッツと読む、まさに魂の告発記事・巻頭特集「豊洲新市場を突撃取材」、絶賛発売中です。お近くの書店になければすぐに注文! 豊洲記事だけではなく、もちろんイカしたデコトラ写真が満載。その中にも築地に来る水産便がたくさんありますよ。

 

そしてもう一冊、今年4月に発売になった「カミオン特別編集・築地デコトラ百景」。こちらはムックですからまだまだ入手可能。
築地と全国の市場を結ぶトラックの絆を、移転を前に記録と記憶にとどめておこうとする内容ですから、豊洲を批判することはないのですが、誰もが「築地が最高」と語っているのがすべて。

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青森の大間(豊洲には出さないと言っている)や銚子、あるいはあちこちの港を回る混載便、活魚など、海産物の運送がどんな仕組みで支えられているのかもよくわかる「道連れフォトストーリー」。悪天候や渋滞を考慮しながら、夜通し走り抜け、あるときはフォークも操り、活魚の管理を行い、都心のビルを背景に、深夜・早朝に網で魚を吊り上げる。過酷だが、プライドのある仕事に対して、取材者のリスペクトがハンパない。
「築地の仕事が一番キマる、っていうか、楽しい」
大間マグロを運ぶドライバーの方の言葉です。
みんな、やっぱり築地に残りたい。
 
せっかくなので、築地でええじゃないか!かわら版編集部が築地で撮ったかっこいいトラックの写真も一挙掲載。
銀座に続く都心の道路を、みごとなテクニックで切り返してきて、正門に突入。あるいは勝どき橋を渡って勝どき門に曲がる。青果の外で早くも作業に入る。そしてトラックがつくや、港に大型船が着いたときのハシケのようにターレやフォークが絶妙に近づいてきて、素早く作業に入る。
これらの完璧なチームワークと、築地市場の持つ流れるような動線が、一日1800tの海産物を、鮮度と品質をたもって流通させているのだ、と、市場の外から見ているだけでもよくわかります。築地の職人技は仲卸さんだけではない。産地から買い手まで、関わるすべての人たちの「職人技」と「魂」が発揮されて、「市場」は成り立っているのです。

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こうした地元のお祭や名所を描いたリア扉から、全国の産地からそれぞれの特産品が築地に集まってくることが実感される。

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正門前の柳の並木と。

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