築地でええじゃないか! かわら版

築地市場が豊洲に移転して5年。卸売市場が支える消費者と商店街を守るため、東京都とゼネコンの再開発事業の動向をウォッチ。

築地が生み出す文化。

今週の築地市場・営業権組合による[自立営業]は、

10月30日(火)

11月1日(木)

13:00~築地市場正門前集合! 連日完売です、お早めに。

3日(土)は休市日のため、お休みです。

 

また、11月1日は波除神社一の酉! ご商売の方は熊手もゲット!

酉の市は一の酉11月1日(木)、二の酉13日(火)、三の酉25日(日)です。

みなさんぜひ築地へお越しください。

 

さて、築地の文化は伝統だけではありません。

築地市場は日本や世界の多くの著名人・芸能人に愛されているだけではなく、その中で働く人たちから、俳優やミュージシャンが育っていったという文化もあります。あとは(減量があるので)意外ではありますが、ボクサーや格闘家の人も築地で働いています。茶屋に試合のポスターが貼ってあったのを覚えている方もいるでしょう。

60年代のアングラから80年代の小劇場と呼ばれる演劇のムーブメントの中ではよく語られますが、男性劇団員の多くが築地で働いていた。

朝働いて、昼から稽古、(そして貰った食材でみんなで賄い飯)というスケジュールに合っていたというのもありますし、仕込みや旅公演などで長期間休んでも、帰ってくることができた。そんな懐の深い雇用主がいたのが、築地の仲卸だといわれています。

 

最近ではミュージシャンの人も多い。金髪やタトゥーなどが可能というのもありますし、やはり築地のもつ大らかさ(もちろん仕事は大変ですが)が、いろんな人たちを受け入れてきたのだと思います。

 

豊洲にもミュージシャンやお笑い芸人を目指す若者は働いているでしょう。築地で働いていて、そのまま行った人もいます。早朝の肉体労働で稼げる、ということには代わりはありません。

ただ、築地のように長く働き、「豊洲が俺を育ててくれた」というかどうかは疑問です。これから豊洲に働きに来る人たちは、アマゾンで働くのと同じように、短期間、単なる現場のひとつとして働くことになるのではないでしょうか。

 

これから、夢を抱いておなかをすかせた若者は、どこに行くのでしょう。

 

今日は、築地で現役で働いているミュージシャンの方が、今年8月に作った、その名も「築地でええじゃないか」をご紹介します(You Tubeですが、動画ではありません。楽曲と築地創業時の画像をお楽しみください)。

 


築地でええじゃないか / 安田浩幸

 

そして前回もご紹介した「ダメ!豊洲市場。」もご一緒に。

 


「ダメ!豊洲市場!」エレキング with FRANKEN & Ichi-Naoto

豊洲のダメ!さが、歌詞のときからさらに想定外に拡大しており、そこは笑うに笑えませんが、「移転したら気軽に食べに行けねぇ」と歌われた、「きつねやのホルモン」はこちら。築地場外「もんせき通り」です。

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場外も、場内がなくなって困っています。どんどん場外に食べにきてください。

場内にあった飲食店「うおがし横丁」も、豊洲の悪条件でなんとかやろうとしています。豊洲はアクセスは不便ですが、観光・見学にいっても他におもしろいものはありませんから、せめて「うおがし横丁」の飲食店の変わらぬおいしいものだけでも召し上がっていってください。

 

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