豊洲にらっしゃい?!
いよいよです!!
[1]
3月20日(水)12:30開場~15:30
豊洲市場・7街区管理棟1F講堂
築地市場営業権組合主催・学習会(一般買出し人を含む市場関係者対象)
「卸売市場条例業務規定の改定でセリ全廃の動き/仲卸業は存続できるのか~築地市場の移転と卸売市場法の改正、その真の目的は何か~」
特別講師・菅原邦昭(仙台中央卸売市場・水産仲卸組合事務局長)
[2]
3月23日(土)11:30開場 12:30~15:00
豊洲市場・7街区管理棟1F講堂(訂正! 会議室→講堂です!)
築地女将さん会・築地パレード実行委員会主催集会
「開場5ヶ月、豊洲市場は今?! 築地はどうなる?!」
築地女将さん会、土壌汚染研究者、消費者、労働者の代表が参加。
「築地でええじゃないか!」かわら版は、23日についに7号発行!
今回はMICE/カジノ計画の全貌を暴く築地面と、開場以来の豊洲の問題点をまとめた豊洲面、オール新ネタでお届けします!!
と、いうわけで、今週豊洲新市場に来られるみなさん。せっかく遠くて不便なところまで、ゆりかもめ190円も払ってお越しになるのですから、ぜひ豊洲(の問題点)を見ていってください。
と、いうわけで、今週豊洲新市場に来られるみなさん。せっかく遠くて不便なところまで、ゆりかもめ190円も払ってお越しになるのですから、ぜひ豊洲(の問題点)を見ていってください。
汚染・事故・破損・故障・非効率・入荷や売り上げの激減・・・そして今話題の「黒い粉塵(カドミウム、アンチモン!!)」による健康被害。そうしたものは、売り場が見学できない豊洲では、なかなか直接見ることは難しい。目に見えない被害もあるし。
けれど、これらの諸問題はあまりにひどすぎて、さらに東京都の対応がなんとも間抜けなため、意識を持って探せば、一般ルートからでもその一端を知ることができます。
せっかくなので、「広すぎてわからなかった」「店が混んでいたので某店の玉子焼きを食べてしまった」と、ぼんやりした観光客のようにならないため、「外からでも見える豊洲の問題点」のおさらいです。
MAP内の赤い番号は、以下の文章に対応した「みどころ」です。
豊洲にいらしたら、こうしたところに目を向けて、改善につながるよう声をあげてください。
[1]市場が見えない市場
1.スベるインスタ映え
今回の学習会・報告会はどちらも7街区の管理棟。ゆりかもめ駅を出て直進し、最初の建物です。ここには市場の解説ルームのようなものがあり、イッチーノもお待ちしています。
しかし、展示してある写真のほとんどが築地のもの。
豊洲の「魅力」のパネルはこっそり隠されていたこちら。
開場前のイベント時のものとはいえ、「魅力」のほとんどは屋上ばかり。市場らしいものはまったくありません。
なお、この部屋にもマグロの模型はありますが、写真の中の「築地史上最大のマグロのレプリカ」は卸棟見学コース、「築地の写真の前でターレに乗れる」スポットは仲卸棟の見学コースにあります。
インスタ映えしたい方はお間違いなく。
2.それでも「築地の味」が食べたい
せっかく来たのだから、ひさしぶりにうおがし横丁のお店に行きたい、しかし飲食店は観光客で大行列。お寿司屋さんは1時間待ちもザラです。時間のないツアー客などはかわいそうなことになっていますし、観光客が文句たらたらなサマもチェックしていただきたいところです。
待ち時間の少ない穴場は、ずばり「鮮魚を出さない店」です。
仲卸棟3Fなら吉野家、カレーの中栄、中華ふぢの、鳥藤、とんかつの小田保。管理棟は中華のやじ満、とんかつの八千代。ほか、センリ軒などの喫茶にも軽食メニューはあります。洋食の禄明軒(仲卸棟)は席数が少なくワンオペのため、ピザのトミーナ(管理棟)はオーダーしてから時間がかかるため、待ち時間が長くなることもあります。
3.しょぼい!土曜マルシェ!
23日(土)にいらした方は、土曜マルシェもチェック。駅を出て眼下に見える千客万来用地のすみっこでほそぼそとやっています。
成田屋さんに「えっ、これだけ?」と言われたしょぼさと、出ている業者のほとんどが市場と関係ないことなど、チラっとごらんになってはいかがでしょう。ちなみに予算は1800万円です。
番外.地図上には記載していませんが、全体で見られることですが、築地にあふれていた外国人観光客がほとんどいません。
[2]市場機能の欠陥も、外から見られる
4.急カーブだらけの建物
開場初日に起きたターレの炎上。あれは仲卸棟の中の有名なヘアピンカーブですから、入ることはできません。
なお、有明北橋は「開場前夜ツアー」でGを発見したスポットですが、もう春です。周辺のぐるり公園や屋上には虫も出はじめていることでしょう。
5.やっちまったな! 縦つけトラックバース
入荷するトラックのウイングが開けられないトラックバースの問題は、卸棟や青果の外、ぐるり公園から見ることができます。
遅い時間だとわかりにくいかもしれませんが、入り口のシャッターが開いている時間が長く、閉鎖型・コールドチェーンという設計が嘘っぱちであることもチェックしてください。
6.重体事故も発生したシートシャッター
市場が見学できない豊洲市場で、一般客がゆいいつ市場に近づけるのが、6街区仲卸棟4Fの関連・物販です。したがって、ここには場内でこれまで発生した事故などの痕跡がたくさんあります。
「仲卸棟の上階が小刻みに揺れ続けている」ということに関しては、車両出入りが多い時間でないとわからないかもしれません。
関連棟の四隅には買出人駐車場につながる出入り口があり、オレンジ色のシートシャッターから人やターレが出入りしています。センサーで自動開閉していますが、かなりのスピード。そしてどうもセンサーがターレのスピードに対応していないらしく、通過するターレの乗員の上にシャッター下部の鉄パイプが落下してくる事故も発生しています。
豊洲市場は開場してから70日で人身・物損事故が82件。
この先は一般立ち入り禁止ですので、絶対にシャッターには近づかないでください。
7.猛毒・セアカゴケグモ!
昨年12月に仲卸棟4Fで確認されたセアカゴケグモ。警告ポスターは関連でも見ることができます。
8.床耐荷重不足・2.5tのフォークに800kgしか積んではだめ!
豊洲市場は貼紙だらけ。構造上の欠陥で問題が発生したので、東京都があわてて警告しているのですが、そのとんちんかんなこと。フォークで800kgしか積めないようでは、仕事になりません。
9.築地にあったお店がなくなっている
関連でもっとも観光客がたかっているのが丸武の玉子焼き。これは築地場外のお店です。
プロユースが伸びないという問題を抱えた豊洲市場。関連でも、築地にあったのに移転せず廃業してしまった業者さんがあります。弘済会書店がないのは象徴的ですね。
[3]これでも「賑わい」を求める東京都?!
番外.周辺道路や通路、駅など全域でわかることですが、築地では11時12時でも見かけた籠やクーラーボックスを持った買出人がほとんどいません。また荷量が少なく、入荷・出荷のトラックも早い時間で姿を消します。
10.買出人の駐車をやめさせて千客万来?
「都民のせいだ」発言などで紛糾した千客万来施設(一般向けのショッピングセンターと温泉施設)は、2023年オープンに延期。敷地は土曜マルシェを行っている青果前と、6街区の加工パッケージ棟横の二ヶ所です。どちらも物流に必要な一等地なのですが・・・
現在、6街区のほうは買出人用の駐車場として200台規模が開放されており、駐車場不足を若干緩和することができています。
しかし、東京都は「イベント運用のため」として3月末で駐車場としての利用を中止に。業者から悲鳴があがっています。
11.築地で壊された水神様はどこに?
当初設計になく、あわてて作られたとウワサの水神社は、6街区外周にあります。ぐるり公園から見ることができますが、立ち入り禁止です。
このことも、一般消費者と市場の距離が近かった築地に比べ、豊洲では市場や流通が「見えないもの」にされていることの象徴ではないでしょうか。
卸売市場は毎日の私たちの食を支える、たいせつで身近なものです。豊洲がこんなに残念なことになっていても、まずはそれをしっかり見て、批判して、そしてあきらめずに、私たちの市場を取り戻しましょう。
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自分の目で確認して、豊洲の問題点を指摘しましょう!
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