築地でええじゃないか! かわら版

築地市場が豊洲に移転して5年。卸売市場が支える消費者と商店街を守るため、東京都とゼネコンの再開発事業の動向をウォッチ。

ところで築地はどうなってるの?2022秋。

前回の築地市場跡地現状と同日、市場閉鎖から4年の2022.10.08(土)の築地場外レポートです。先に豊洲に行ってしまったため、築地滞在時間は14時ごろなので、お店は閉まっていますが。

豊洲行きのバスから見たもんせき通り。なんかあちこちでターレを見かけるようになった。これはミツオカ(国産スーパーカーを作ったメーカー)のハイスペックなターレ。特に水産関係のお店が増えたとは思えないのですが。

もんせき通りではきつねやが大行列。きつねやはずっと一人勝ち状態ですね。

海外観光客の入国が解禁になったので、ひとではかなり戻ってきている印象。

築地四丁目交差点の様子は12時ごろ。あとは14時すぎですが、そこそこ人がいます。定点観測ポイントの魚河岸の屋上連絡通路から見た波除通りもこんな感じ。観光客にはタイの人なども。

最近はやっているのはソフトドリンクのスタンド。築地スタンド(ジュース)も最初の立ち上げのときはいまいちでしたが、観光客の増加でこんな感じ。

BUY FIRST COFFEEは本格的なコーヒーのテイクアウトと手作りのお菓子。隣で魚卵などを売っています。水産店が半分コーヒーになったのですが、もともとコーヒー屋なのが店頭をマグロ屋さんに貸している米本珈琲と逆ですね。

うおがし銘茶も新しい業態をはじめるようです。

魚河岸の裏に、移転前からできていた築地果汁製作所はもうなくなっていますが、時代を先取りしすぎたのか?

魚河岸屋上のBBQが人気出てきました。この日は全席埋まっていた。スタートがいまいちでも、ずっとやってきた新業態が認知されはじめた感じでしょうか。手ぶらコースなどで気軽に使えるようです。

観光客のひとたちは、あまりこうした看板建築とか、上を向いて歩くことをしていないように見えました。食べ歩きしているので、手元を見てないと危ないのでしょうが。

築地が市場だったことを知らない人もたぶん増えているでしょう。海外の人もそう。逆

にこれがフィッシュマーケットだと思っているかも。きつねやのモツ煮は市場で働く人がかっこむためのものだったのですが、それを知らずに行列ができている。

カットハウス松原さんが早朝にときどきやっているサンドイッチ屋さんの看板がまだあって、椅子も置いてあることに気がつきました。これも市場で働く人が、こういう店があったらいいだろう、と床屋さんがサンドイッチ売りはじめて人気になったんですよね。

築地場外はこれからどこにいくのか。移転のときは、これからは午後・夜の営業が増えるのかなぁ、などと予想したのですが、コロナの影響もあって、いまも朝型の街ではあり続けているようです。

 

次回は豊洲市場編。