緊急事態宣言下での築地場外はどうなっているのでしょう。
先日小池都知事がいきなり「(警察・消防向け)ワクチン接種会場にする」と言い出し、しかしオリパラの駐車場として使用すると、二回目の接種の時期に使えない。そこで世間的に悪い評判がぱっと広まった代々木公園オリパラ・ライブサイトの会場を「ライブサイト中止してワクチン会場にする」とぶちあげました。その後、代々木についても「パラのライブサイトはやるから木は伐るし、機材搬入工事も続ける」「ライブサイト中止とは言っていない」などと迷走しまくっています。そもそも築地にしても代々木公園にしても、炎天下、もっとヤバいのは台風の季節に屋外でワクチン接種をしていていいのでしょうか。台風で中止、とかになったら、予約はどうなるのか。
そんな小池都政や国の緊急事態に振り回されている飲食業界、卸売市場、そして築地場外。ずるずると緩めの緊急事態が3回も発令しているため、もう開けていいのかなんなのかも誰もわからなくなっていますが、そんな築地場外レポート。3回もやることになるとは。
まず悲しいのはこちら。「築地場外市場[2020スポーツ]盛り上げます」。
一枚目はぷらっと築地(けっこう閉めている店が多い)、二枚目は築地魚河岸ですが、[2020スポーツ]とはいったいなんのことでしょうか?
スポンサーにならないと名前も出してはいけないほどの恐れ多い[2020]スポーツ大会。2020という数字が2021年になるとさらに物悲しいですね。
もんぜき通り。土曜日の昼時です。
市場が移転した頃からサバサンドなどテイクアウトを早々に始めた「かんの」が、お弁当屋さん状態になっています。
最初と二回目の緊急事態のときは開けていなかったきつね屋が今回は開いて、あいかわらず一番お客さんが入っています。
玉子焼きの行列といえば丸武でしたが、最近は山長に長蛇の列が。
6丁目、勝どき門の
向かいのラーメン屋の裏、ホテルになっています。波除神社の前もホテルの工事が始まっています。本来なら昨年の[2020スポーツ]に合わせて、インバウンドを狙ったものでしょうが、この時期のズレ、そして今年の[2020スポーツ]にも海外客が来ないとなっては、ホテル業界も大変なことになっています。
その一方で着々と増え続けるタワマン。築地本願寺のすぐ裏の「アトラス築地」。プロレスラーのリングネームみたいですね。
扉が閉じていることも多かった本願寺ですが、開いていました。この日、2021年5月29日には、入管の医療ネグレクトによって亡くなったスリランカ女性の追悼式が行われていました。
前記事の月島再開発についての追加です。月島橋たもとに「もう超高層マンションは要りません」の看板が出ていました。月島三丁目(もんじゃストリートの隅田川寄り)の新規建設計画。これはエリア最大級の巨大タワマンで、月島は完全にこのタワーの下敷きのようになってしまいます。
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小池都知事は思いつきで適当なことばかりしていないで、マジメにCOVID-19対策をしてください。
オリンピックも、それを当て込んでの再開発もやめてください。
飲食業界、卸売市場をこれ以上苦しめないでください。
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